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王様げーむ

第4章 2人の夜

「お前さぁ…」



すると、さっきよりトーンの落ちた翔也の声が聞こえた。



「そんなに拒むくらいなら最初から誘うなっつーの」


弱弱しい声でそう言われ、私は「だから誘ってないから…!」と強がって言ってみた。



「調子乗んなっ」



すると翔也が話し始めた。


「お前さ、同窓会会場で会ったときはロンスカにパーカーでTシャツすら着てないし」

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