老人ホーム
第1章 帰郷
僕は、20代前半、法律の勉強をして将来は独立したいと、今まで大した勉強もせず生きてきたにも関わらず、法律系の教育機関で勉強するため、東京で暮らしていた。
一年半程その教育機関に通学したが、ついてい行けず、受講期間が終了しても実力は、試験合格とは程遠いものだった。試験も受けたが、自己採点で半分も出来ておらず、一緒に勉強していた落ちこぼれ達と飲んで慰め合っていた。
そんな矢先、実家の親が病気になり、長男は既に結婚し家庭を持っていたので、次男で独身の僕が実家へ戻らなければならなくなった。
一年半程その教育機関に通学したが、ついてい行けず、受講期間が終了しても実力は、試験合格とは程遠いものだった。試験も受けたが、自己採点で半分も出来ておらず、一緒に勉強していた落ちこぼれ達と飲んで慰め合っていた。
そんな矢先、実家の親が病気になり、長男は既に結婚し家庭を持っていたので、次男で独身の僕が実家へ戻らなければならなくなった。