老人ホーム
第9章 夜勤 後半
「田中さんも今回は余程良かったのね!あんなにニコニコして利用者さんにも、いつも以上に優しいし…。」
と村山が言うと、白山も、
「女は、あっちの満足が直接幸せに感じるときあるから…。まーでも、あのおじいちゃんとしてそこまで幸せ感じることは私はないけどね!田中さん、そんなにしてなかったのかな?田中さん彼氏いないみたいだし、平林君、してあげたら?」
と言った。すると村山が、
「ちょっとー、それはダメじゃない?施設内でそういうことしてたら首だからね!私は知らないけど、昔そういう人いたみたいだから…。」
と言うと、白山は、
「冗談よ冗談!っていうか、利用者と性的なことしてるのも同じじゃないの?私達だって…。」
と言った。村山は、
「まー、女性職員はみんな同じ穴のムジナだから…。」
と言って僕を見た。僕は、
「もちろん言わないです!言えるはずないですよ!お金払って覗いてたなんて…。」
と言うと、白山は、
「そうよね!お金払って覗くなんて、犯罪よね〜!」
とニヤニヤしながら言った。僕は、
「みんな同じ穴のムジナですから…。」
と言った。そこへ田中が入ってきて、
「ムジナがどうしたの?ちょっと村山さん聞きたいことあるんだけど、103号室の山内さん…。」
と言うと、田中の言葉が終わらないうちに、村山は、
「行くわ、介護員室に記録残してあるから…。」
と言って、田中と一緒に狭い和室を出て行った。出ていくとき、田中と目が合った。僕には、はにかんだような優しいし笑顔に見えた。
2人は歩きながら、「ムジナがどうしたの?」「最近家の近くに何か動物がいるのよね!それがたぶんムジナじゃないかって…。」というような会話をしているのが聞こえた。
もう少しでやっと帰れる。盛りだくさんの夜勤だったが、僕にとっては最高の夜勤だった。
と村山が言うと、白山も、
「女は、あっちの満足が直接幸せに感じるときあるから…。まーでも、あのおじいちゃんとしてそこまで幸せ感じることは私はないけどね!田中さん、そんなにしてなかったのかな?田中さん彼氏いないみたいだし、平林君、してあげたら?」
と言った。すると村山が、
「ちょっとー、それはダメじゃない?施設内でそういうことしてたら首だからね!私は知らないけど、昔そういう人いたみたいだから…。」
と言うと、白山は、
「冗談よ冗談!っていうか、利用者と性的なことしてるのも同じじゃないの?私達だって…。」
と言った。村山は、
「まー、女性職員はみんな同じ穴のムジナだから…。」
と言って僕を見た。僕は、
「もちろん言わないです!言えるはずないですよ!お金払って覗いてたなんて…。」
と言うと、白山は、
「そうよね!お金払って覗くなんて、犯罪よね〜!」
とニヤニヤしながら言った。僕は、
「みんな同じ穴のムジナですから…。」
と言った。そこへ田中が入ってきて、
「ムジナがどうしたの?ちょっと村山さん聞きたいことあるんだけど、103号室の山内さん…。」
と言うと、田中の言葉が終わらないうちに、村山は、
「行くわ、介護員室に記録残してあるから…。」
と言って、田中と一緒に狭い和室を出て行った。出ていくとき、田中と目が合った。僕には、はにかんだような優しいし笑顔に見えた。
2人は歩きながら、「ムジナがどうしたの?」「最近家の近くに何か動物がいるのよね!それがたぶんムジナじゃないかって…。」というような会話をしているのが聞こえた。
もう少しでやっと帰れる。盛りだくさんの夜勤だったが、僕にとっては最高の夜勤だった。