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老人ホーム

第9章 夜勤 後半

田中は、脚立に登ったまま

「ちょっと休憩時間に食べすぎたみたい!お腹苦しくて…。」

と言って、結んであるジャージの紐をほどいた。

そしてまた消耗品の数を数え始め、

「ごめん、支えて!」

と言った。ぼくは、慌ててお尻と下腹部を支えた。

すると田中は、

「うっ!」

と声を出したあと、

「ごめん、ちょっとお腹苦しくて…。」

と言った。僕がちょっとお腹を押さえ過ぎたからかもしれない。僕は、

「すみません、大丈夫ですか?」

と言うと、田中は、

「いいんだけど、ちょっと今手が話せなくて…。ごめん、言いにくいんだけど、私、股下の短い下着穿いていて、ちょうどゴムが下腹部を締め付けてるの!それがちょっと苦しくって…。悪いんだけど、少しだけ下げてくれないかな?」

と言った。僕は、

「パンツをですか?」

と言うと、田中は、

「ごめんなさい!嫌だと思うけど、ちょっとだけで良いの!」

と言った。







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