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老人ホーム

第9章 夜勤 後半

僕は、田中のお尻を拭いたあと、床に2、3滴落ちている精子に気付き、

「床に落ちたのはどうしましょう?」

と聞いた。田中は、それには答えず後ろを向いたままパンツを上げた。股下が短いせいで、お尻の割れ目が隠れず見えている。その後、ジャージも上げて、ズレているブラとTシャツも整え、髪を手で直したあと床に落ちた精子を見て、

「これで良くない?」

と言って、穿いている靴で軽く擦り、精子を適当に伸ばしたあと、僕を見て笑った。そして、陰部を出したまま立っている僕を見て、

「ハンカチ貸して!」

と言い僕からハンカチを受け取ると、僕の元気をなくしかかった陰部を優しく拭いた。僕は、田中に付いた精子を拭いたからといって、田中のハンカチで僕の陰部まで拭くのは憚られたため、どうしようか困っていたからだ。

田中は、僕の陰部を拭くと、ハンカチを一旦棚に置いて僕のジャージを上げた。

「これで良し…!これは、帰るまで袋に入れて更衣室の私のロッカーに入れておくわ!匂いで気付かれるといけないから…。さぁ、介護員室へ行って仕事している振りしなきゃ!」

と言って、精子の付いたハンカチを持つと、倉庫を出て行く為に、もう一度身支度を整えた。









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