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義娘のつぼみ〜背徳の誘い〜

第3章 親子の性教育

 続いて片方の膨らみを手で揉みながら、もう片方を舌で舐め上げる。そして、その頂上に佇む乳首を口に含んだ。軽く歯で噛み、舌の上で転がす。

「あっ、あっ、ああん!」

 理恵は傍らで娘が見ていることを忘れたかのように、夫の愛撫に応える。

 両方の乳房を交互に味わいながら、武司は彼女の身体に指先を這わせた。

 脇腹から下腹部、そして尻、太腿へと下降する。

 途中、布地の感触を感じ取ると、彼はその隙間から指を滑り込ませ、尻側から引き降ろした。脱がせやすいよう、理恵は片方ずつ脚を上下させ、やがて武司は彼女のパンティーを取り払った。

 理恵は態勢を移動させ、娘が見ている側に下半身が向くようにした。武司が片方の太腿を持ち上げて彼女の脚を曲げさせると、母親の股間が茉由の目に入った。初めて見る母親の性器。いや、大人の女の性器自体、茉由は初めて目にした。学校の性教育の教材や雑誌の記事では、簡略化されたイラストのみだったからである。

(すごい、アソコってこうなってるんだ)

 茉由は思わず身を乗り出す。

 恥毛に彩られた丘の下、裂け目から覗いている赤黒い小陰唇が、ヌラヌラと湿り気を帯びていた。

 武司の指先が、理恵の太腿を下から辿って中心部へ迫る。そして彼女の核心に到達すると、人差し指と薬指二本の指で左右の陰唇を開いた。間を粘液が糸を引く。これまでの愛撫で、彼女のそこはすっかり濡れそぼっていた。武司はすぐさま、陰唇の間で中指を上下させて擦り付ける。

「あう、んふっ、気持ち、いい……んぷっ」

 武司は秘部への愛撫と同時に、再び口唇を重ねた。彼の指先が、小陰唇の頂上の包皮から顔を覗かせる突起を探り当てる。

「んっ、んーっ、んあっ」

 クリトリスへの刺激に、理恵の喘ぎが一層高まる。

 茉由には母親が苦しんでいるように思えた。

「ママ、苦しいの? 痛いの?」

 ベッドに身を乗り出し、茉由は声を掛けた。

 武司は思わず、理恵を刺激する手の動きを止める。

「――はあ、はあ、ううん。違うのよ茉由。とっても気持ちいいの」

 息を荒げて答える母親の顔は、満足気な笑顔を浮かべていた。

「そんなに、気持ちいいの?」

 茉由はますます好奇心がそそられていた。

「そうよ。茉由も大人になって、彼氏が出来たらしてもらいなさい?」

「――うん」

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