狂愛の巣窟〜crossing of love〜
第4章 【止まらない欲情に乱れて…】
あなたの弱いところは全て知り尽くしている。
逃さないわ、一気に昇りつめなさい。
お義父さまでも容赦はしません。
というより、私が早く飲みたいのです。
たくさん溜めてくださったのでしょう?
とにかく濃いのをください。
あぁ………凄い、どんどん大きくなってる。
もう、限界ですね。
「ハァハァハァ、十和子、ダメだ、出るぞ、飲み干してくれっ……出るっ!」
ドロドロした濃いのが口内を汚します。
飲んでも、飲んでも、吐き出す欲の塊。
何回喉を鳴らしたでしょうか。
射精直後はコントロール出来ないのかしら。
お掃除しても滲み出てくる精液。
「美味しかった……」
潤んだ目で言う私に分厚い舌を絡ませてくださいます。
廊下の向こうで聞き耳を立てる人影はいくつ居たのでしょうね。
そろそろ戻らなくては。
「ハァハァ……十和子、最高だったよ」
「ん………良かった」
慌てて亨さんの借りたスラックスを履いて下へ降りるお義父さまを見届けたら髪や着付けの乱れを直す。
少し遅れて寝室から出ると目の前に人影が。
「十和子さん、お爺ちゃんと何してたの?」と顔を見るや否や問いつめてくる一颯くん。
「ん〜?着替えてもらってたのよ?」
通り過ぎようとする私の手を取り壁側に立たされると勢いよく唇を重ねてきました。
想定内です。
2人で消えて、居ても立っても居られなくなったのでしょう。
私だけ戻らなければ当然の流れです。
「ん……ダメ、待って」
「こんなヤバいの見せられて普通で居れる訳ないでしょ」
「ヤバいのって…?」
上目遣いで見るのもダメ。
すぐにまた舌を絡ませてくる。
抵抗してもお手の物ね。
私の諦めさせ方を熟知してきた。
さっきも固いの擦り付けてきてたけど抑えるの辛かったかな。
もうまた固くなってる。
頑張って胸を揉もうとしてるけど着物だからやり難いね。
重ね衿も緩くはないからもどかしい…?
そっと手を重ねてキスからも解放された。
「良い子にしてもう少し待っててね?」
「いつまで?お爺ちゃんと……シたの?」
「んふふ、何もないわよ」