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主治医との結婚生活

第11章 激情

奏真さんが 与えてくる刺激に 
ただ ただ 踊らされて 喘ぐ…

嬉しそうな奏真さんの声を
私は 微睡みの中で聞く。

もう 何も 考えられない…

「明花の表情… 堪らない…」

1回 抜かれて 
奏真さんの 膝の上で繋がる。
両頬を包まれて 口内を荒す様にキスをされる。

私はくったりと… 
奏真さんに されるがまま…

力は 入らないし 
何も 考えられない…

その後も 
激しく 責め立てられて…

奏真さんが 満足する頃には 意識を手放した…



気がつくと 寝室に寝ていた。

いつものベッドに 1人…

カーテンは開いていたが 辺りは だいぶ暗い…

点けられていた間接照明を頼りに 時計を確認する。

19時前…


暖菜…大丈夫かしら?
宿題は…? ご飯は…?

私は母親だから、やっぱり最初は 
娘の事が気になる。

重い体を引き上げて 立ち上がろうとした時に
部屋の扉が開いた。

私を確認した瞬間 奏真さんが 謝ってくる。

「…明花ちゃん ごめんなさい…」

さすがに やり過ぎだった と反省しているらしい。
扉の所で縮こまっている。


「暖菜は…?」

私は 気がかりだった娘の様子を 聞く。

「今はテレビ見てるよ。 宿題は終わらせて、
ご飯も食べさせた。」

「え…? ご飯 大丈夫…?」

生活力のない奏真さんが 食事を作れるとも
思えなくて 心配する。

「うん。 出前を頼んだから。」

奏真さんの言葉に 安心する。
1番 安全で安心な選択だったと思う。

「喉 乾いたでしょう?」

奏真さんが ペットボトルのお水をコップに注いで 
渡してくれる。

受け取ろうとして…


「あ… れ ?」

ふら…っと 体が揺れて ベッドに沈む。


「明花ちゃん!」 

奏真さんが テキパキと おでこに手を当て
体温を確認し、脈拍、呼吸、意識…と
確認していく。

さすが… ドクター と 心の中で 笑う。


「…喉 乾いた…」

私の訴えに 奏真さんは 軽く体を抱き起こして
コップを口元に当て 飲ませてくれる が
上手く飲めずに 大半を溢した。

奏真さんは 自分のシャツの袖で 
私の口元を拭ってくれる。

それから 口移しで私に水を与える。

私の飲むペースを見ながら 
ゆっくり 少しずつ 流し込んでくれる。 
今度は 何とか 飲めた。

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