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主治医との結婚生活

第4章 初めて…

どんなに 近くに居たって

普段は 触れ合う事は出来ない。

手の届きそうな距離に居たって

触れては いけないの…

でも 今は…
存分に奏真さんに触れられる。


奏真さんの胸に飛びついて
奏真さんの匂いを鼻腔に満たす。

奏真さんの体温に触れたくて
私は首に腕を回して首元に擦りついた。

「…っ! 明花ちゃん !」

奏真さんの慌てた声がする。

「ダメ…っ!」

そう言いながら奏真さんは私の両手を取り
壁に拘束して私の唇を奪う。

壁に押しつけられて
部屋中に ピチャピチャと
唇を 舌を絡ませ 舐め合う音がする。

この前覚えたばかりの 大人のキス。

唇が離れると 唾液の糸が2人を繋いで 
切れた。

「… もっと」
私が強請ると 

「どうなっても 知らないよ?」
奏真さんの瞳が鋭くて ゾクッとした。

こんな顔… 見た事無い…

グッと込められた両手に 指を 静かに折って
微笑む。

「奏真さんになら 何されても いい…」

「じゃあ… 明花の全部を 頂戴?」

奏真さんが私のおでこを小突いて了解を求める。

「私を 奏真さんのモノにして…」
ずっと 願ってきた思いを 口にする。

「いっぱい 可愛がってあげる…。明花…」
壁に拘束されていた両手が開放されて
私の両手は だらんと力なく床に落ちる。

奏真さんの両手は私の両頬を優しく包んで、
近づいてきた奏真さんの唇は
再び私の舌を味わいにやって来る。

奏真さんになら 何されても いい…

私は全てを 奏真さんに委ねた。


「初めてだったよね。 怖かったら言って…?」

私が頷くと、奏真さんは私を抱き上げて
寝室に移動した。

そっとベッドに降ろされて、頬を撫でられながら
ベッドに寝かされる。 

名前を呼ばれながら唇を重ね、奏真さんの両手が
私の両胸を優しく揉む。

私は段々気持ち良くなって来て 無意識に体を
捩ってしまう。

着ていたTシャツを託しあげられて、
ブラジャーをそっとズラされると

私の胸の頂きは空気に晒されて緊張する。

「可愛い… きれいなピンク色だね… 」

私の胸の頂きを褒めると

奏真さんは私の目を捉えたまま、舌を伸ばして
頂きに近づく。

あ… 舐められちゃう… !

困惑しながらも その瞬間を待ち侘びる。

レロ…っと舐められると
「…っあ…っ!」
端ない声が漏れる。

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