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小説以外のひとりごと

第8章 劇場版「トムとジェリー」

「トムとジェリー」②


特別悪くもない映画を辛口にしてしまう自分は、いかに普段からヘンな映画ばかり見てきたか、に影響しているのかもしれない


少し前に金曜ロードショーで放送された
「ライオン・キング」


昔のアニメ映画版ではなく超リアルな3D映像版のほうだ


実は自分はディズニー映画のファンだ


特に「美女と野獣」が大好きで劇場版、IMAX公開版、劇団四季版、ハーマイオニー版と見てきて

もちろんサントラCDも聴きまくってた


ライオン・キングもその流れで結構お気に入り

特に劇団四季版はとても良かった


だけど、美女と野獣ほど深みがあまり感じられなかった


今回の超リアル版は


最初こそ映像美に魅入られたが、♪ハクナ・マタタのあたりから退屈に感じてしまう


なんどもアクビをしてしまい、結局寝落ちしてしまっていた


録画していたので、彼女に急かされて翌日リトライ

なんでも残量が少ないから、早く見終わって消したいそうだ


で、♪ハクナ・マタタあたりから再生


それでも後半あたりから再び寝落ち


深夜に目が覚めて「面白くなかった?」と聞かれ


正直に「うん」と答えてしまった


超リアルなゆえにアニメ版のような愛くるしさもなく、かと言って説得力のある内容でもない

再会したナラとイチャコラしてるうちに喧嘩して水面に映った自分の顔を見て親父を思い出すシーン


アニメ版だったら違和感なかったのに、超リアル版だとなんだか理由付けが軽薄過ぎて

感情移入が出来ない


ディズニーは昨今新作よりも実写リブートの罠に囚われている

美女と野獣やアラジン、ライオン・キング
そして新作のリトル・マーメイド


昔のカートゥーン映像より素晴らしい映像美なのは良いのだけれど

楽しさが減って、「復讐劇」を強調し過ぎているようにも思える


それが新作で深掘りもせず、内容は昔のままで映像だけ綺麗にしたもんだから

夢中になれないのかもしれない


「トイ・ストーリー4」ほどのラストの衝撃的な選択も無いしなぁ

このディズニーの考え方は「ガンダム」でやって欲しい

音声そのままで、
映像だけ新規製作してホシイわ

ガンダムなら「殺陣アクション」が見どころだし


というわけで「トムとジェリー」「ライオン・キング」ともに

旧版の楽しさが今ひとつでした

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