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小説以外のひとりごと

第50章 2024年10月

2024.10.17.  木曜日


今日は仕事が休みなのに、朝早くに目が覚めてしまう

ボクがトイレ行ったり扇風機つけたりするので彼女さんも起き出してきた


ふたりでパンを頬張って、血圧と脈拍と体温を計測する
ドラッグストアでもらった血圧帳に半年間記録しているんだけど、ときおり140を超えるので焦る


あわてて水をがぶ飲みする

血がドロドロになりやすくなっていて薬を飲んではいるものの、やっぱり再発率は高いらしい

これ以上麻痺が増えると、正直に吐露すると生きていたくない

口には出さないけどね

朝のコーヒーはかなり薄め

出来るだけ調味料も薄めで

といっても惣菜の味付けはどうしても濃いので、水をたくさん飲んで自分の体内で薄めていく

毎日が    こわい


また、いつか


あの瞬間がやってくるのか、と思うと

恐ろしい



数日前、職場でちょっとしたエロ話しをパートさんとしていた


「アンタには彼女がいてるじゃない」

と、まるで相手してみたいけど、残念ながらアンタには相手がいるからね

といった言い方をされる


それってボクとスルのはイヤじゃないよ
と言われた気がした


勝手な勘違い(笑)


前と違って、今はそこまで真に受けたりはしない

なぜならそんなことになろうとしても、
こちらの身体はポンコツだから!


したくても出来ない


まぁ、今の彼女を裏切るつもりはないけどね


でも、職場で話す軽い冗談が、冗談に聞こえない

身体の不自由さが頭をよぎる

どっか行きたいよね、とかご飯行きたいよね

て話しをするだけでも

いやいや、もうボクは動けないし、運転も出来ないから、て気付かされてしまう


ただの世間ばなしだし、なんとなく話してるだけの会話なので、約束でもなんでもないのだけれど


どうせ行けない、と突き落とされる気分


彼女さんとパンを食べたあと、まだ眠たいからもう一回寝るね?と告げてベッドへ


起きると昼の3時

彼女さんは仕事に行ってしまった


どこにも行けず、
何にも出来ない

水槽の中の熱帯魚を見ていて、
お前たちもどこへも行けないよな
と思いながら小説の続きを書く

これが本日の休日の過ごし方

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