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小説以外のひとりごと

第52章 2024年12月

「THE W」

女性芸人限定のショーレース見ました?

以前までは少し格下扱いされていたショーレースでしたが、前回くらいからなかなか見応えのある内容になってきたように思います

先日放送された2024年版もなかなかの充実ぶりのように感じました


ショーレースものって、ひとつの必勝パターンがあるように思えます


ただネタをやるのではなく、時間内の密度だったり構成力がもとめられる


ひとつはインパクトフレーズ

要所要所だったり、ここぞというときに出るパワーワードがあるか無いか


ひとつは回数

だらだらと説明が続くよりもボケやツッコミの回数が多いと、見ている方の体内時間がまったく変わってくる


最期にラストスパート

それまでゆったりスローペースの笑いから、後半まくし立てるようにラリーが続くとかなり好印象


過去はゆりあんや吉住なんかが優勝してましたが、あのあたりはキャラの狂気性が観客の予想を超えたから勝ち上がってきた印象


つまりピン芸人とユニット(コンビやトリオ)とは攻め方が違う気がしています


初期のTHE Wはピン芸人の狂気性が目立ってたように思えました

でもそれは大会全体でいうとスキルは低かったように思えます(個人的な主観です)


それが去年と今年のユニット勢の充実ぶりは大会全体の底上げになってたように思えました


やはりピン芸人では状況説明を自分でしないといけなかったり、余計なセリフが多くて次の笑いまで間が出来てしまうように思えます

ユニットならひとりが説明するあいだに次のワードを被せられますし、なんなら説明がなくても形態模写するだけで表現も出来る事もあるので余計な間が少ないように感じました


だからボクはR1グランプリはあまり好きではありません

キャラや個性だけで勝ち上がってしまうものより、構成などに重きを置くコンビネタのほうが、よりボクの好きな映画的な物語り性かあるからです

ヘタなりにも小説書いたりしてるわけですから
やはり親和性の高いほうを好みます

今回はピンでもすごい密度の方もいれば、コンビなのに構成が低かったものもあり、全体的にとても審査に悩まされるショーレースだったように思えます

今回のファイナリストは今後の活躍に期待します


やっぱ、評論はボクには無理だな

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