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あさいらむーんのひとりごと

第59章 2025年10月

「修理を頼まれる」の巻


休憩時間、お弁当を食べていたら
インカムで名前を呼ばれた


機械担当の人がヘルプを求めてきた

「リコイルロープが引けない、て持ち込みあるんだけど、わかる?」て言われた


「たぶんピストン固着してるんじゃない?エンジンの中身をバラす作業になるからここでは出来ないよ?」と応えた


暗に「その依頼受けるなよ」と伝えたわけですが


結局休憩終わってから診てくれ、とお預かりになってしまった


ちなみにそのメーカーはすでに部門廃業されているのでメーカー修理サービスは終了している


うちの職場の機械担当さんはエンジンものはわからないし、電気ものもメーカーに出すだけだから自分で直すわけじゃない


ボクはエンジンのメンテナンス程度ならわかるけど、道具も無いのでエンジン分解までは出来ない

廃棄ものを遊びでバラしていいのならやるけど、

他人の持ち物を勝手にバラすのはやらない

あとあとトラブルになるから


「どうせ動かないから壊したっていい」と言っておられたが、やらない

絶対あとからごちゃごちゃ言われるのが目に見えてる


“じゃあ、もう要らないから廃棄しといて”
て言うのなら分解するけど

それはこちらの問題だから出来ること


休憩が終わって診てみると、

リコイルロープが引けない

点火プラグを抜いても手動で動かない

ちなみにプラグはカーボンのカスだらけ

もっというとエレメントも劣化してるな


ピストン固着の可能性が高い


長い事放置してた?

聞くと昨日まで使ってた、言う

じゃあ固着じゃないな?


あとはピストンの天面がカーボン付いてて
火花がつくスペースがないときもある


3つ目は木くずの詰まり

吹かせば除去できるかもしれない
でも開けるとバネがびょーーん!て弾けたら終わり

ボクはバネが回せないので


結局は修理不可

ざんねんだねーー


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