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小説以外のひとりごと

第33章 「職場にやってくる女性の話し」

2023.11.12


職場はシフト制の仕事


ピークタイムは瞬間スタッフ5人居てる
閑散時間はボクひとりになる
いつもは独り時間にいろいろと作業をしておく
複数いるときはもちろん助かるんだけど、端末を使用されているとこちらはその間別の作業をわざわざ作って時間潰しみたいなことになってしまう

独りなら思い立ったときに端末使えて、機械も使えて、パパパっと出来るので「たくさんスタッフが居てる時間」と「独り時間」は分けて考えてる


その独り勤務のときの「独り時間」によくやってくる女性が居てる
ボクより10歳ほど下の女性

わざわざやって来てくれて、話しをしに来てくれている

わざわざ来てくれているぐらいだから嫌われてはいないのだろうけど、好意があるのかというと

とてもビミョーだ

いちどだけ食事も行ったことはあるけど、終始お仕事の話題や知り合いの話し、自分の恋愛観なのを語っただけで、特に急接近するようなことでもなかった


たまぁ〜にラインでやりとりするときもあるけど、夢中になってしまうほどラリーが続くわけでもない


こちらが同棲している彼女が居てることはもちろん知っているし、ボクもその女性がシングルさんで婚活アプリで何人かパートナー探しをやっていることは知っているので、ボクたち自身がどうこうなることは無い

と思う


あくまで〈大人の異性の友人〉なのだ


これはこれで良いと思ってる

本能的にオトコとしての淫らな妄想がないわけ無い
でも理性として、責任もとれないし、ボクの彼女と関係悪化させたくもないので、このまま現状維持のほうが好ましい


それでも、よく顔を出してくれているので
なんだか不思議な感情になる


攻めるわけでもなく、
避けるわけでもなく、
ただ感情が高ぶらない程度におしゃべりをする



その女性が立ち去って、また独り時間に戻るとき〈なんだったんだろう〉という気持ちと

〈また会えた〉という気持ちが湧いてくる



これは大人の友情になるのだろうか?




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