テキストサイズ

小説以外のひとりごと

第39章 「ホラー祭り」

「ホラー映画祭り」その5

2023.12.01


「ディープ・ブルー」
1990年アメリカ/ワーナー・ブラザーズ


サメ映画がB級扱いされる以前の大手の映画

巨大な構造物の施設で
狭い通路や空間で
モンスターに襲われる

いわゆる「エイリアン」と同じフォーマットのアクションスリラー映画


サメ映画がまだ大量生産される前の頃の映画

きちんとワーナーがパニック映画を作ってる

「JAWS」のあとサメ映画は「JAWSシリーズ」しかなかったときに、真面目なサメ映画が出来た

逆にここからサメ映画の猪突猛進ぶりが始まるのか、と思うと感慨深い


サメはサメでも人間が手を加えた科学的な研究所から逃げ出したコントロール不能のサメが人間たちを恐怖に陥れる


あー、これってゾンビ業界で言うところの「バイオハザード」のポジションだ


ゾンビ映画って昔は呪術的なキャラクター(モンスター)だった
原住民の呪いとか、ブードゥー教の秘術とか、とても民俗学的な世界観だったのが「バイオハザード」によって【感染】【研究所】【科学者】といったサイエンティストなジャンルに昇華してしまった


サメ映画ももともとは肉食生物のモンスターパニックなジャンルだったものが「ディープ・ブルー」によって【人間が手を加えたバイオテクノロジー的なキャラクター】に変わっていく


サメ映画って100本ぐらいはあると思うんだけどその中の一派が【サイエンティスト系】が乱発されていく

この「ディープ・ブルー」はサイエンティスト系の始祖なんだろう


とても気になったのが、サミュエル・L・ジャクソンが出てるんだけど

若いッッ!!


しかも駆け出しの頃ではなく既にベテラン俳優枠でキャスティングされているのだ
それでも全然若い!


研究所のシーンではコンピューターのデータを使うときにフロッピーディスクでやりとりしてる!!


古い!!


久し振りにフロッピー見たわ!!


そりゃウィンドウズOSも95ですらない!
1990年の映画なんだからWindows2.0か3.0の時代だろう

一太郎とか(笑)


プリントアウトするときは左右の両端に丸い穴がたくさん並んでるあの用紙の時代だな


そーゆーとこばっかり気になる映画でした(笑)

ストーリーメニュー

TOPTOPへ