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どこまでも玩具

第13章 どこまでも


 その背中を見ながら、瑞希の手が枕を探る。

 たどり着いたメモの感触に、体が震えた。

 なにがきっかけかなんて、わからない。

 全神経が騒いだ。

 血がたぎった。

 息が止まった。

 ぞくぞくと鳥肌が立った。

 もう一度、後ろ姿に首を伸ばす。


 瞬間、振り向いた僕は、笑顔で叫ぶ瑞希を見た。


























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