
気持ちのいい恋
第8章 ヤジロベエの我が儘
トイレの便座を目の前に――――・・・
自分の危うさにビックリしてしまう
2年・・・
たった2年――――・・・まだ、体が覚えている
「春斗――――大丈夫か?」
俺を気にかけるカイの手が――――・・・俺の背中を擦る
「ゴッホ・・・、ゴホッ・・・だ、大丈夫・・・酔ったのか・・・な?」
「――――・・・酔った・・・って、そうなのか?」
俺は、誤魔化せたと思った――――・・・沢山飲んでいたし
すると、トイレのドアが開き――――・・・リクが様子を伺う
「春斗さん、大丈夫?これ、タオル――――・・・と、水――――・・・飲めますか?」
「///あっ、助かる――――・・・ごめん、自分が思っていたより・・・酔ってたみたいで」
「酔ってた――――って・・・春斗さん・・・?」
