
気持ちのいい恋
第4章 癒されたいなら・・・
なんだか――――・・・心地いい・・・
ふわふわして・・・
さわさわ・・・して・・・
小さい頃飼っていた犬を思い出す――――・・・
昔の事はあんまり思い出さない方なのに・・・珍しい
甘い香り――――・・・好きな香り・・・
落ち着く香りだ・・・
あぁ・・・甘まえていいかな?
――――・・・甘えたい
ここに――――・・・・沈みたい・・・
「――――・・・う、う~ん・・・」
「――――あ、春斗さん?――――ん?春斗さん?」
「ぁ~・・・カイ・・・」
ぼやける視界に、俺はカイを見つけ首をかしげる
シャワーでも、浴びたのか――――・・・タバコの香りがしない
「春斗さん?――――・・・カイじゃないですよ・・・俺、リクです」
「――――リ・・・ク?」
寝ぼけていて頭が追い付かない・・・
ん?――――・・・リク?
