テキストサイズ

母子家庭

第4章 夜這再び

どのくらい経っただろうか?優に動きが全くない。おそらく胸をライトで照らして見ているはずなのだが…。

だだ、右の胸に少し風が当たるような感覚がある。優の息遣いかもしれない。至近距離で胸を観察しているのかもしれない。

しばらくして、優に動きがあった。胸には一切触れず、私の下半身へ体を移動させているようだ。布団に頭を突っ込んだ状態で…。そして、そのまままた動きが止まった。何をしているのだろう?触るでもなければパジャマのズボンを下げる訳でもない。私には何も触れないまま、優の動きが止まったままに、なっている。

何をしているのか全く分からない。いっその事、触るかズボンを下げてくれた方が分かりやすいし、今の私には、その覚悟が出来ていた。寝たフリをしたまま優のしたいようにさせてやるつもりだった。しかし、優に動きはない。

そうしているうちに、ワインを飲んだせいか、知らないうちに意識がなくなって、私は寝てしまったらしかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ