
毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画
第10章 デキちゃったかもしれない…!
「ただいまぁ」
ドアを開けて玄関で靴を脱ぐんだけど、そこに慎吾くんからの返事やお出迎えがない事に気付いた。
「……あれ?」
いつもなら、欠かさず「ひな、おかえりー」が返ってくるのに、姿だけじゃなく声すらも聞こえてこない。
え、帰ったの気付かれなかったのかな。
「慎吾くん、ただいまー」
少し大きい声で言いながらリビングを覗くけれども、まだ姿が見当たらない。
「え、トイレにいるのかな」
そう思ってトイレのドアをノックしてみるけど、反応もなければ電気も消えていた。
「慎吾くん、帰ったよー……?」
家中探してみたけれど慎吾くんの姿はどこにもなく、今この家には私ひとりだ。
スマホを見ても連絡が来てるわけでもないし、連絡なしに家を空けるなんて事は今まで一度もなかったのに。
「えっ、なんで!?
慎吾くん、どこ行っちゃったのーっ」
