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「どうやってってのは…俺がそのおかず屋さんに買いに行ってー、そこで店員やってた奥さんに声かけてーって感じ？」


改めて思い出してみると、ホント運命だよなと思った。

当時、あれはたまたま親父の仕事が忙しくなって、代わりに俺が買いに行く事になったからひなと出会えたんだよ。

今もだけど、当時からひなはめっちゃ可愛かったし、俺の言う事に全力で応えてくれるから一緒にいて楽しかったんだよなぁ…。


「店員…やっぱりあの店にいたあの人たちのどれかが慎吾クンの奥さんなんだぁ。
みんなおばちゃんだったし、あれが慎吾クンの奥さんなんて…」

「え、なに？
どうかしたの？」


するとひとりでブツブツと呟きながら考え事をしている藤村の顔を、下から覗いてみる。
あ、俺がナンパして付き合い始めたのを聞いて、ドン引きしたのかな。

だってしょーがないじゃん？
半ば俺の一目惚れだもんねーw