
毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画
第22章 “ひなちゃん”は、俺の奥さんなんだよー!
「……はい、お釣りとレシート。
次回の予約は朝から夕方に変更しといたから、またよろしくな」
「うん、ありがとう慎吾クン!」
「だけど次回もせっかくブローするのに、仕上がりが夕方6時だともったいなくない?
今日みたいに朝一番とかならわかるけどさ」
会計が終わると、次の予約の事で少し話した。
短期間での施術だから基本ブローがメインなんだけど、1日の3/4が終わった頃に綺麗にしてもなぁと思ってしまう。
これが夜の仕事してる人ならいいんだろうけど、藤村はそんなんじゃないからなぁ。
「あ、じゃあさ、その後どこか遊びに行かない?
てゆーか、今日は仕事の後って付き合える?
………あ、親友としてね」
「あー、今日は俺、早く帰らなきゃなんだ。
奥さん病み上がりだから、飯の支度もしないとなんだよね」
「え、奥さん病気だったの!?
まさか、お腹…」
「大丈夫だよ。今朝にはもう熱も下がってたから。
ただ念の為に大事を取ってるだけだよ」
なんて、まさかひなからの誘惑でついエッチしちゃったから熱が出たのかもしれないなんて、さすがに言えないもんね。
でもひなが寝ちゃった後、だんだん体温が上がっていったんだけどさ。その熱を奪えるようにずっと肌を合わせてたら、明け方には引いたんだよ。俺の祈りが通じたんだろうなぁ。
「じゃ、気を付けて帰ってな!
今日はありがとう」
「うん、あたしもありがとう。
慎吾クン」
