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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第28章 奇跡を信じてみるよ

藤村を車に乗せ、藤村の家の駐車場で停めた。
車は俺の以外は停まってなく、恐らく藤村の言った通り家には誰もいないんだろう。


「…………っ」

シートベルトを外しドアを開けようとする藤村に対し、俺はエンジンを切ったまま動けないでいた。

ここに来たって事は、藤村の条件を飲むって事なんだ。
でもそれは俺の目的を果たす為であり、俺の意思でもある……んだよな。


「慎吾クン、早く降りようよ。
あんまり遅くなったら、奥さんに疑われて困るんじゃない?」

「あ…」

先に車から降りた藤村は、運転席側まで回ってドアを開けた。
シートベルトも外され、手を握られる。


「それとも、ここでする?
うちの周りもひと気は少ないから見られないとは思うけど、家の中の方がしやすいよね」

するって…何をするんだ…?

俺の頭の中は、段々とおかしくなりそうだった。
俺は…何の為にここに来たんだっけ……


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