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「ひなぁ、何かあったの！？
どうしてここに！？」

「慎吾くん、私は慎吾くんに髪を切ってもらおうと思って来たんだよ。
慎吾くんを指名しても、いい？」

「……もちろんだよ！」


美容院に入ったら、案の定慎吾くんも相当ビックリしたみたいだ。まさか私がここに来るなんて、思ってもなかっただろうしね。
でも案外これも、お互いのサプライズプレゼントみたいだよね。


案内された椅子に座り、ケープをつけてもらうと鏡越しに慎吾くんが私を真っ直ぐに見た。
慎吾くんとのこういうシチュエーションって初めてだから、何だか新鮮で緊張しちゃう…！


「ひな、今日はどういう風にしようか」

「ぁ、うん。暑くなってきたから、少し短くしよっかなぁって。
でも私、髪型とか何が似合うかわかんないし、慎吾くんに任せたいなぁ」

「オッケー！
今日は俺の世界一大切な奥さんを、世界一綺麗にしちゃうからね！」

「うんっ//」