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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第33章 俺が悪役ってどういう事!?


「慎吾くん…」


さて、小野になんて言って断ろうかな。
そう返信文を考えていると、通話を終えたひなが顔を曇らせながら戻ってきた。


「え、ひなどうかしたの?」

「あのね、慎吾くん…。
うちの職場の事なんだけど…店長のお母さんの容態が良くないみたいでね。それで私、今週いっぱいまで店長の代わりにラストまで出る事になりそうなの」

「ラストって、前みたいに夜の9時までって事?」

「うん…。
だから、晩ごはんもまた前みたいになっちゃうんだけど……いいかな…?」


前みたいにってのは、お店で余ったおかずを持って帰るから、それが晩ごはんになるよって事だ。
俺的にはあのお店のおかずは大好きだから全然OKなんだけど、ひな的には負い目に感じてるんだなぁ。

「俺の事なら心配しなくてもいいよ!
それより、ひなは大丈夫なの?
お腹も大きくなり始めて、つわりだってあるんだろ?」

「うん、大丈夫だよ。
自分の身体の事なら、自分が一番わかってるもん。
ちゃんと無理しないでやるもんね」

「なら、いいけどさ」

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