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「あっちの大通り出た先に産婦人科あるでしょ？
その道をもう一個向こうに行った先の一軒家が藤村の家なんスよ。あいつそこの産婦人科に就職してるらしくて、めっちゃ家から近いじゃんって！」

「…あはっ」


家から近い所に就職したのは私も同じだから、何だか他人事に思えないや。
きっと藤村さんも、私みたいにずっと地元で生きていくんだったりしてね。


「おっと、つい長話したっスね！
そんじゃ、今日はまた美味しく戴きますね！」

「あ、はい！
みんなで楽しんで下さいねっ
ありがとうございます！」

「ういっス！
…あ、あと慎吾も、お借り、しますねっ」

「はい！
お世話になりまーす」


慎吾くんの周りには、ステキなお友だちが何人もいて幸せだね！
だからこそ、今夜は私の事なんて気にしないで楽しんでもらいたいんだよー！