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「それじゃあ、お会計コチラですー」

「うい、丁度で」

「ありがとうございます。今夜は楽しんで下さいね！
あ、慎吾くんには、時間気にしないで楽しんでねって、伝えてもらっていいですか？
お酒だって飲んでも…あ、運転できなくなっちゃうか。私が運転できたら良かったのになぁ」


慎吾くんはお酒なんて呑まないかな。
でも案外、お友だちとだったらハメ外したくなるよね。
うーん、私だってそろそろ運転の練習しなくちゃダメだよねぇ。自覚はしてますよ、トホー。


「あははっ
酒なんて呑まないスよ。藤村の家では、もうコーラが準備してあるだろうし」

「藤村…あ、あの子のお家で集まるんですか？」

「おっ、知ってます？
まぁアイツ、この辺の人間ですからね。生まれも小中高も職場も、ずーっと徒歩圏内だしw」

「それは私もおんなじですね//」


遠くに出たいとか思う事もなかったし。
私は死ぬまでずっと地元で生きていくんだなぁって思ってるくらいだもんっ。