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「あのな、慎吾。
俺だって藤村には散々誘いをかけたっての。でもほとんどスルーなんだよ。
だからこうして慎吾を使って計画をだな」


これまで小野が藤村とどんなやり取りをしてたのかは知らないが、よほど脈のない状態だったのはわかった気がした。

でもそれは、小野が何も変わらなかったからだと俺は思ったんだ。


「そんな下心丸出しの計画なんて、藤村には通用しないよ！
それより、お前が変わんなきゃ！」

「うるせーな！
変わるったって、どう変わるんだよ。
まさか整形しろってか？」

「惜しい！」

「はー？」


何にしても小野は予定OKみたいだし、次は藤村だ。
そうだな…今は小野が一緒じゃない方がいいから、先に帰ってもらうかな？

って、いつの間にか俺の計画になっちゃってるよー！