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第2章 【第一章】彼女

「きゃっ!」


 美里がいきなり悲鳴をあげた。


「どうした……ん?」


 なにやら遊園地の入場門付近に、ゾンビの格好をした人たちが集まっている。


「なにあれ……ゾンビ?」

「ああ……もしかしてU○Jみたいに、ゾンビイベントがあるのかな?」

「そう……なの? なんか、唸ってるけど……」

「本物そっくりだよな」

「うん……」


 美里は不安がっている、可愛いな。
 そんなゾンビだなんて、この世にいるわけないのに。


 でも美里が本物だと信じてしまうのもわかる。そのゾンビたちの皮膚はただれ、周辺に悪臭が漂っていた。


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