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第2章 【第一章】彼女
僕はおっさんの正体が知りたくて医務室に向かった。
泣いている美里のことも気になったが、なんだか妙な胸騒ぎがして、おっさんの方を優先した。
僕は医務室のドアの前に立って、ゴクリと唾を飲み込むと、恐る恐る扉を開けた。
おっさんはいた。
扉に背を向けて立っていた。
「あの……」
僕は心の中で、さっきのは見間違いであってほしいと願いながら声をかけた。
「えっ……!?」
しかし驚愕する。おっさんの顔は変わっていた。さっきは、五十代くらいの中年の男性だったが、なぜか若い女性の顔に変わっていた。しかもその顔は、医務室にいた看護師の顔だ。
泣いている美里のことも気になったが、なんだか妙な胸騒ぎがして、おっさんの方を優先した。
僕は医務室のドアの前に立って、ゴクリと唾を飲み込むと、恐る恐る扉を開けた。
おっさんはいた。
扉に背を向けて立っていた。
「あの……」
僕は心の中で、さっきのは見間違いであってほしいと願いながら声をかけた。
「えっ……!?」
しかし驚愕する。おっさんの顔は変わっていた。さっきは、五十代くらいの中年の男性だったが、なぜか若い女性の顔に変わっていた。しかもその顔は、医務室にいた看護師の顔だ。
