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第2章 【第一章】彼女

「あら、どうかなさいましたか?」


 看護師は振り返ったあと、にっこり笑いかけてきた。


「あの……ここで中年の男性を見ませんでしたか?」

「さあ、見てませんね」

「……」


 入れ違いになったんだろうか?
 だとしたらあいつはまだこの建物の中をうろついている? 


「どうかしたんですか?」

「い、いえ……失礼しました!」


 僕は医務室から慌てて出た。
 そしてすぐに美里を探し始めた。


 馬鹿だ、僕は。
 なぜ泣いている美里を追いかけなかったんだ! もし……もし美里があいつに襲われたら……。


「美里!」


 その時、廊下の曲がり角から人影が現れた。それは……



《選択6》

【A】美里だった
【B】おっさんだった
【C】ゾンビだった
【D】勇者ムトだった(リレー小説『ルイーダの酒場』のキャラ)



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