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10年後の君へ

第12章 卒業

おばあちゃん
「そうそう…鳴海さんって言って
名刺までくれて…今日はタクシーまで
手配してくれて…交通費も支払いしますから
体調が良ければ蒼真の卒業式を
来て貰えませんか?って言われたのよぉ」

蒼真
「えっ…鳴海が…」

おじいちゃん
「蒼真の今、住んでる家に、さっき
行ったんじゃよ…。どんな暮らしを
しているのか気になってのぅ…
ちょっと一息、付きたくて…」

おばあちゃん
「そうそう、蒼真は、ちょうど家を出た
みたいでねぇ…すれ違いだったみたいねぇ…
それにしても蒼真…歳上の人に呼び捨ては
いけないよ…と言いたい所だけど…
鳴海さんって人には、ちゃんと自分を
出してるみたいだね」

おじいちゃん
「鳴海さんも蒼真の事を話す時は
嬉しそうに話してたよ…」

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