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10年後の君へ

第12章 卒業

蒼真
「赤りんごちゃん…って…」

おじいちゃん
「実はな魁斗の両親も来てるんじゃよ。」

おばあちゃん
「ほら向こうの方に居るでしょ?」

少し離れた所に、おじさんと、おばさん
魁斗と果凛が楽しそうに雑談している

それに気付いた4人が手を振っている…
蒼真も、つられて手を振った 

おじいちゃん
「じゃあ、そろそろタクシーも来る頃だし
ワシらは帰るよ…」

おばちゃん
「じゃあ1週間後、待ってるよ。
おじいちゃん、あと1週間は死なないように
頑張らないと行けないわね…。」

蒼真
「そんな…。縁起でもないこと言うなよ。」

校門の前に、ちょうど1台タクシーが
停まってみえた

蒼真
「おじいちゃん、おばあちゃん、
身体に気をつけてね。」

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