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10年後の君へ

第12章 卒業

鳴海
「ただいま~…はぁ…
蒼真は走るの早いねぇ…
追い付くのに必死…だった…
って、どうしたのッ!?」

蒼真は玄関の方へ顔だけ振り向き
泣いていた顔を鳴海に向けていた…

鳴海の服装は何故かスーツ姿…

蒼真
「なんで…」

鳴海
「えっ!?どうしたの!?何があった?
やっぱり同じオーブンレンジとフライパン
気に入らなかった!?」

蒼真
「なんでスーツ姿なんだよッ!!
オーブンレンジとフライパンは俺が
選んだんだから別に良いんだよッ!!
何で勝手に居なくなるんだよッ!!
もう…また逢えないと思ったじゃんッ!!」

鳴海
「あ~蒼真の質問は多すぎるなぁ~」

鳴海は、そう言いながら頭を優しく撫で
優しく抱きしめた…

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