テキストサイズ

10年後の君へ

第6章 ふたりの出逢い…


「おっとぉ…ビックリしたぁ!!」

階段で、すれ違った鬱陶しい女は
岳の横を足早にすり抜け荷物をまとめて
家から飛び出していった…

岳は2階の階段を上がり奥にある
真正面の部屋へ進んで…

いかにも機嫌の悪い鳴海に声をかける…


「おい、おい、またクビにしちゃって~」

鳴海
「………」


「もうさぁ俺らの歳27よ~?
少しは妥協しなよ~」

いろは
「そうね~、その性格、直さなきゃ…って
妥協って、どういう事!?
私との結婚も妥協したって事!?」


「えっ!?違うよ!!俺は鳴海に言ったんだよ!!
俺は、いろは一筋だから安心して!!」

鳴海
「あぁ!!もう!!うるせぇ!!まだいんのかよ!!
クビって言っただろ!!」


「さっきの女なら、もう出ていったよ。」

いろは
「鳴海も、そろそろ恋人でも作ったら?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ