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10年後の君へ

第6章 ふたりの出逢い…

鳴海
「何処まで本当で嘘なの?」

わざと鳴海は蒼真の顔を覗き込み
確かめるように訊いてくる

蒼真
(落ち着け俺ッ!!ここはバレないように…)
「アナタのファンではない事は確かです!!」

鳴海
「そっ!!じゃあ、まぁいいや。
えーっと、さっきの質問ね。
仕事中は一切、俺の部屋に入るな。
朝飯はいらん。
昼と夜食、手軽に食える物。
このテーブルに置いておけば良いからな…
あとは仕事のオフの時も変わらんな…
昼前ぐらいに起きる…以上!!…って
お前メモ取るの早いな!!」

蒼真
「えっ?そうですか?」
(当たり前だろ!!イラストレーターで
走り書き慣れっこだっつーの!!
でも、あの、もう一枚の紙には
書いてなかったけどね!!
最近、始めたばっかりだから…
でも誰が調べたんだろう…)

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