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10年後の君へ

第6章 ふたりの出逢い…

鳴海
「まっ俺には、どうでも良い事だけど」

鳴海は、そう言うと立ち上がり部屋から出て行こうとしたが…

蒼真
「あっ、ちょっと待ってください!!
あと食の好みとか苦手な物、
アレルギーとかあれば…」

鳴海
「食えれば何でも良い…
あっ、そうだな…強いて言うなら甘党!!」

蒼真
「ッッ!!甘党ですね。」
(甘党ッッ!!俺と一緒ッッ!!
めっっちゃ嬉しいッッ!!食えれば
何でも良いって言うのは気になるけど…)

鳴海
「じゃあ来週から宜しく~!!
俺、仕事に戻るから」

蒼真
「えっ!?明日からじゃないんですか!?」

鳴海
「はぁ?何言っちゃってるの?」

蒼真
「えっ?あの…聞いてないんですか?
岳さんのメールには、ほぼ採用は確定なので
荷物は今日中に、まとめて、この住所に送る
ようにって引っ越しセンターに頼みました」

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