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10年後の君へ

第8章 それぞれの仕事

果凛
「魁斗~言い方…」

魁斗
「他に何言えって言うんだよッ!!
んじゃ、今日は泊まって行くか?」

蒼真
「いや、良いよ。もう帰る…」

果凛
「えっ?大丈夫なの?
もう少し、ゆっくりしていけば?」

蒼真
「ありがとう。もう落ち着いたから
大丈夫だよ。」

魁斗
「なんなら家まで送って
あげましょうか?蒼真くん?
…なんちゃって~」

蒼真
「あはは…ありがとう。
ひとりで帰れますよ~。
どうせなら魁斗に送ってもらうより
果凛に送ってもらった方が
恋人同士に見られるかなぁ?
なんちゃって~」

魁斗
「そんだけ元気があれば大丈夫だろ」

果凛
「また何かあったら、
いつでも聞くからね♪」

蒼真
「うん♪ありがとう。」

蒼真はアパートを後にし…
少しだけ気持ちは軽くなった
ような気がした…

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