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10年後の君へ

第10章 お互いの本音

鳴海
「何があり得ないんだよ?」
(ヤバイなぁ…蒼真のヤツ、
パニクってんぞ…こうなったら…)

蒼真
「ワケが分からないッ!!
鳴海さんは、どこにいるの?」

鳴海
「ごちゃごちゃ、うるせぇなぁ…
そーいや蒼真…お前、綺麗な顔してんなぁ」

そういうと鳴海は蒼真の伊達メガネを
外し前髪を蒼真の髪をかきあげた…

鳴海
「やっぱ蒼真は俺好みの顔だなぁ…」

蒼真
「何言ってんだよッ!!
お前に言われたくねぇよッ!!
鳴海さんは、そんな事、言う人じゃない!!」

鳴海
「蒼真さぁ俺と誰を比べてんの?」

蒼真
「俺は、この顔、嫌いなんだよッ
鳴海さんは、その事を知ってるから…
何も言わないでいてくれる…だから
お前なんか嫌いだよ…
鳴海さんに逢いたい…」

蒼真は畳の部屋で泣きじゃくり…
へたり込んでしまった…

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