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【参加型小説】尾仁牙島

第9章 ゲーム③ 分かれ道

「右へ行きましょう」


 月は右側を指差して言った。


「それは……勘?」

「いえ、右に行けってみんなが……」

「みんな!? え、どういうこと!? 今ここには私と月ちゃんしかいないのよ!? ……ハッ! まさか幽霊!? 私たちの周りにいるの!? 私ホラーは苦手なのよぉ〜!!」


 シェリーは更にパニックになった。


「大丈夫ですよ、シェリーさん。みんなを信じましょう」


 月は右側に歩き始めた。


「えっ!? 待ってよ、月ちゃん! だから、みんなって誰なの〜!?」


 スタスタ歩いていく月の後をシェリーは困惑しながらも追いかけた。
 するとすぐに道幅が狭くなった。


「ねえ、月ちゃん……本当にこっちで合ってるの? なんか微妙に登り坂になってない?」


 シェリーは息を切らしながら、前を歩く月に話しかける。
 ふくらはぎが痛い。ライラが鬼ごっこしたせいでふくらはぎがパンパンなのに、更に歩かされるとは思ってもいなかった。



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