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【参加型小説】尾仁牙島

第3章 自己紹介タイム

 ヒョウ柄イケメンと柚里の間に和やかな雰囲気が漂って、武藤は思わずニヤニヤした。


「ゆずゆずの特技はなんなのかしら?」


 しかし和菓子をいまだ食べているロリータ娘から質問が飛ぶ。


「あっ、言い忘れてました。特技はかくれんぼです! 私、一度隠れたら誰にも見つからない自信あるんですよ」

「あらん、それはぜひ一緒に遊んでみたいわ〜! というか、ヒョウ柄のシャツのお兄さん、アタシには和菓子をくれないのぉ?」


 どこからか野太い声がする。その声の主に振り返ると、柚里の二つ後ろの席に金髪ショートヘアのゴリマッチョが座っていた。


「次はアタシの番かしら?」


 そう言うとゴリマッチョは立ち上がり、通路に立った。ゴリマッチョは濃いピンクのホットパンツに、第3ボタンまで外した長袖の開襟シャツを着ていた。足元はハイカットスニーカーを履いている。


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