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【参加型小説】尾仁牙島

第3章 自己紹介タイム

「アタシの名前は、川端レシピェール、30歳よ。父がイタリア人、母が日本人なの。特技は料理よ。イタリアンのシェフをしているの。でも日本食も中華もなんでも作れるし、最近はモロッコ料理を勉強中よ。何か食べたいものがあったら、リクエストしてねん♪ 趣味はそうね、どんな紙でも折り鶴を折れることかしら」


 そこまで話すと、レシピェールはヒョウ柄イケメンの前まで歩いた。目当ては和菓子だろう。


「レシピェールさん、どうぞ」

「ありがとう、イケメンさん」


 そう言うと、レシピェールはヒョウ柄イケメンの右頬にキスをした。


「!?」


 バスの中でどよめきが起きる。


「ふふっ。あなたのこと気に入ったわ♪」


 ペロリとレシピェールは舌なめずりをする。それを見てヒョウ柄イケメンは、生まれたての子鹿のようにプルプル震えた。


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