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【参加型小説】尾仁牙島

第3章 自己紹介タイム

「すみません、皆さん……そのことなんですが、私はイベントには参加しません」

「ええっ!? どういうことよ、るなちゃん!!」


 月の突然の発言に全員驚く。


「るなさん、参加しませんってどういうことですか? もう目的地には向かっていますし、今からキャンセルとなると料金が100%発生しますが……」

「すみません、尾仁牙島には行きます。いえ、行かせてください」

「どういうことですか?」

「実は……私の目的は、尾仁牙島に行くことだったんです。だからこのツアーに参加しました。でも巫女は恋愛をしてはいけないんです。わがままを言ってすみません……」


 月は申し訳無さそうに謝る。どうやら月には何か事情があるようだ。


「そうなのね〜、残念だわぁ〜」

「でも恋愛って、しようと思ってできるものじゃないし、それでいいんじゃない? せっかくこうやって知らない者同士が出会えたんだし、恋愛抜きにして一緒に楽しもうよ」


 柚里はそう言うと、月に微笑んだ。


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