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【参加型小説】尾仁牙島

第6章 乗船

「あらほんと、おっも! ちょっとあんた、これ二泊三日の重さじゃないわよ? 一体何入れてきたのよ」


 そこへレシピェールが現れ、ヒョイッと千代の荷物を持ち上げた。


「ちょっ……!?」

「ほら千代、行くわよ」


 レシピェールは更に千代の腕を引っ張り歩き始めた。


「ちょっと待ってよ! あたしは小夏くんと一緒に……!」

「あんたバカね。空気を読みなさいよ、今あの二人はラブラブなんだから」


 レシピェールに言われて、千代はぷうっと頬を膨らませる。


「なんであたしが遠慮しなきゃいけないのよぉ〜! あたしだってイケメンと話したいのにぃぃ〜!」

「あら、イケメンなら目の前にいるじゃない」


 レシピェールはピタッと止まって、爽やかな笑顔で千代に振り返った。


「……は? 何言ってんの? 今あたしの目の前にはうざいオカマしかいませんけど?」


 予想以上に、レシピェールは傷ついた。



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