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レシピェール誕生物語

第11章 レッツ・ジビエ!!

レ)さて。どうせ他にネタもないし、しばらくジビエ談議でもする?

さ)川端の誕生経緯については全部書ききっちゃったから「誕生物語」的には完結してもおかしくないもんね。

レ)やだ。ここを完結にしちゃったらアタシの出番が減るじゃない!

さ)自己顕示欲の塊かよ!いいじゃん、【尾仁牙島】で頑張れば!

レ)それはアタシじゃなくてさちこの勝負運にかかってんのよ。ゲーム開始早々お亡くなりになったらどうすんの!

さ)フラグをたてるんじゃない!

レ)もう、うるさいのよ、さちこ。で?ジビエについてよ!せっかく章タイトルが章タイトルなんだし、語ろうよ。

さ)語るほどのネタは無いよ。

レ)さっき、猪肉なら食べたことあるって言ってたじゃない。どこで食べたの。

さ)………………で。

レ)え?聞こえないわよ?

さ)自宅で。自分で焼いて。

レ)そっか。肉の入手経路は?

さ)うちの親が知人からもらったものを分けてもらって。

レ)アンタの親、やたら顔が広いもんね…。

さ)そうそう。父親は民生委員やってたり町内会にも知り合い多いしで地域内にパイプいっぱい持ってるし、母親は母親で、初対面の人相手でもすぐに仲良くなれるぐらいの“コミュ力おばけ”だし。

レ)その猪肉は、どんな状態だったの?

さ)既にスライスしてあって、あとはただ焼けばいい状態に下処理されたものをパックに入れてある状態でもらったから、持ち帰ってフライパンに油ひいて焼いたよ?

レ)味付けはどうしたの?

さ)覚えてないけど、ダイショーの「味・塩こしょう」か「マキシマム」だと思う。今なら確実にマキシマムだけど、当時、マキシマムと出会ってたかどうか覚えてない。

レ)そっか。美味しかった?

さ)まぁ、普通かな~? いつか私も、ジビエ専門店みたいなとこでプロの調理したジビエ食べてみたい!

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