キス魔は浴衣で燃える
第5章 5.朝
「けーとさん。お風呂入るんでしょ」
「もうちょっと」
「……すんの?」
「しない。でももうちょっと」
まるで朝起きるのがイヤでもうちょっとと繰り返してるみたいなセリフを口にしながら、慶人はキスを続ける。
やっぱりこいつキス魔だ。
でもって、俺だってそんな風に煽られたら段々とその気になってきちゃって、だけどなかなか時間も危うく。
結局、その後理性フル動員で距離を取り、なんとか朝食前に朝風呂を堪能することが出来たけど。
家に辿り着いて一番初めにどこに行ってなにをしたかは……言うまでもないか。
そんな、のんびりのようなどたばたのような旅行は、なんだかんだでしっかりと思い出に残ったし、自分が思っているよりも俺が慶人を好きだとわかったのも大きな収穫だ。
そしてなによりこの旅で知った一番大事なこと。
慶人は、キス魔で浴衣で燃える。
「もうちょっと」
「……すんの?」
「しない。でももうちょっと」
まるで朝起きるのがイヤでもうちょっとと繰り返してるみたいなセリフを口にしながら、慶人はキスを続ける。
やっぱりこいつキス魔だ。
でもって、俺だってそんな風に煽られたら段々とその気になってきちゃって、だけどなかなか時間も危うく。
結局、その後理性フル動員で距離を取り、なんとか朝食前に朝風呂を堪能することが出来たけど。
家に辿り着いて一番初めにどこに行ってなにをしたかは……言うまでもないか。
そんな、のんびりのようなどたばたのような旅行は、なんだかんだでしっかりと思い出に残ったし、自分が思っているよりも俺が慶人を好きだとわかったのも大きな収穫だ。
そしてなによりこの旅で知った一番大事なこと。
慶人は、キス魔で浴衣で燃える。