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高校生の闘病日記

第12章 8/18 帰還

8/18(金) 19:00

忘れないうちに、手術のこと書いておきます。


いってきまーす!の記録した後、すぐに佐々木先生が来て、先生と看護師さん達とベッドで手術室に移動。

移動してる間天井見ながら、「あー本当にもうすぐなんだ」って考えたらすごく怖くなっちゃったけど、


「執刀医の先生コアラに似てるんだよ〜」
「え〜どっちかと言うとパンダじゃないですか〜」
「いやミーアキャットですよ〜」

って佐々木先生と看護師さん達が超どうでもいい話をしてて、

なんか可笑しくて笑っちゃった。


みんなで話してるうちに手術室着いて、そこでいつもの看護師さんからオペ看護師さんにバトンタッチ。


一気に寂しくて怖くなったけど、佐々木先生が中までついてきてくれたから泣かなかった。


オペ看さんもすっごい優しくて、緊張ほぐすためにずっと喋りかけてくれて、手も握ってくれてた。


2回くらい大きい扉通って、そこで佐々木先生ともお別れ。


「大丈夫だからね。いってらっしゃい」って頭撫でてくれて手握ってくれた。


怖いし寂しいし不安で涙は出ちゃってたけど、「頑張るね」ってちゃんと言えた。



最後の扉を通ったら、ドラマで見るようなthe手術室って感じの部屋に到着。

先生たちも看護師さんもみんな術衣着てて、目しか見えないしみんな初めましてだし、怖くて泣いてたら、さっきまでの看護師さんが屈んで目線合わせて

「大丈夫だよ、手繋いでおこう」ってそばにいてくれた。


執刀医の先生がとうとう来て、

「いっちゃんこんにちは。栗山って言います。一緒に頑張ろうね」って挨拶してくれて、

私も「よろしくお願いします」って言った。




先生どっちかと言うとゴリラ系だった。失礼か。
背大きくて結構逞しい感じ。




そんなこと考えてたら、


「眠くなる薬入れるね」って誰かに言われて、

「とうとうはじまる」って思ってたらもう眠ってたみたい。

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