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いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る

第2章 紅(禿)…紅掛の禿時代…

【紅】

紅・藍『せ~のッ!!』

おいらの名は紅…

気づいた時には尻に痛みが…

紅「……う、うわぁ~んッ!!
……痛いよぉ~…」

おいらは屋根の上から飛び降りて着地失敗…
いや…わざと失敗…

藍「シーッ!!紅ッ!!静かにッ!!
ったく…何やってんだよッ!!
バレたら、まずいだろッ!!」

心配そうに駆け寄る藍に…

紅「だって~…屋根の上から飛び降りるの
恐いんだもん…ッ!!」

と、おいらは藍の顔を伺う…
すると…藍は…

藍「ったく、しょーがねぇなぁ…ほらッ!!」

藍は、しゃがみ込み…
おいらに背中を向ける…

紅「うわぁい…ッ!!藍の、いつものおんぶ♪」

おいらは藍のおんぶが大好きなんだ…!!

藍「紅…お前…おんぶして欲しいなら
ちゃんと言えよ…ッて軽いなぁ…
ちゃんと飯食ってんのかよッ!!」

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