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いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る

第2章 紅(禿)…紅掛の禿時代…

紅「ちゃんと食べてるよッ!!
おいらの姐さんは優しいから…
自分より先に、おいらに飯を食わすんだ…」

藍「お前が姐さんの飯を食ってる間…
……姐さんは何をしてるんだ…?」

紅「……藍も…知ってるんじゃないの…?
おいらの姐さん…
知らない男の人と別の部屋に入って…
襖を閉めて…
布団の上で裸になって…くっついてる…」

藍「……うん…知ってる…おいらの姐さんも
……同じ事をしてるから…
あと変な声も出してる…汗もかいてた…」

紅「藍は…どう思う…?」

藍「う~ん…分からねぇ!!
おいら達には関係ねぇだろッ!!
それより今日は何処に行きたいんだ?」

紅「あっ、あのね、
あの土産物屋さんに行って!!」

おいらは藍の背中に、おんぶされながら
土産物屋さんを指を指して道案内…

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