無自覚ドSにハマる隠れドM腐女子
第21章 踏んだり蹴ったり
鳴海「えっ…?ありがとう…まぁ…
君くらいの歳の時に
俺この本屋でバイトしてたから…」
蒼真「そうなんですね…」
鳴海「ところで…君は、もしかして
ケーキ屋さんで働いてるの?」
蒼真「えっ!?働いてないですけど?」
鳴海「ん?俺の気のせいかな?
ケーキの甘い匂いがするけど…?
あとスパイスの匂いもするかな?」
蒼真「えっ!?ごめんなさいっ!!」
鳴海「なんで謝るの?」
蒼真「僕の友人…甘い匂いが苦手で…
今朝から友人と後輩に
ケーキとサンドイッチを作っていて…
甘い匂いが…苦手なら…ごめんなさい」
鳴海「好きだよ…」
(何を言わせるんだよっ!!
このガキにコクってるみたいじゃん)
蒼真「えっ!?」
(今…コクられた?)
鳴海「いや、だから…俺、甘党…」